歯ぎしり・食いしばりの改善に
役立ちます

ボツリヌストキシンと呼ばれる成分を、筋肉に注射する治療がボツリヌス注射です。ボツリヌストキシンは、皮膚のしわ取りなどに用いられることが知られていますが、筋肉のこわばりや痙攣を緩和する効果が期待できるのが特徴です。このため当院では、歯ぎしりや食いしばりの軽減、改善に咬筋へのボツリヌス注射を用いています。お困りのかたはお気軽にご相談ください。

安全性の高い製剤を使用しています

各種ボツリヌストキシン製剤の中でも、当院ではメディトック社製のコアトックスやイノトックスと呼ばれるボツリヌス注射を使用しています。
従来のボツリヌストキシン製剤は粉末状で、生理食塩水で希釈して注射します。そのため希釈時に薬の濃度に差が生じる可能性や、細菌感染のリスクが考えられます。一方、イノトックスは液体製剤で希釈する必要がないため、濃度が変動することなく細菌感染のリスクを抑えて注射できます。 また、アレルギーを引き起こす可能性がある動物性由来物質やヒト血清アルブミンを使用していないため、従来のボツリヌストキシン製剤よりも副作用のリスクが低いとされています。
噛む際に働く筋肉の動きを抑制する作用があり、歯ぎしりや食いしばりの改善にも効果が期待できます。